2020京大生協受験生web

工学部電気電子工学科

本ページの内容は2019年度入学試験受験生向けです。

ペンネーム:化学の新研究の人

 まず最初に、僕は一浪して京都大学に入学することができました。一浪して大学に入るなんてよっぽどやりたいことがあるのだろう・・・いや、違います。京大を志望した理由は、最初はそんなに大したものではありませんでした。小中高と勉強が嫌いではなくどちらかというと好きな方だった僕は、数々の大学の中から“将来の視野を広くするため、自分が行ける中で最も自分のためになりそうなレベルの高い大学”に行こう、という漠然とした考えだけで受験勉強に励んでいました。志望を本格的に決め始めたのも高校からでした。 しかし、今の僕には憧れがあります、それは京都に本社を置く「任天堂」に勤めることです。思えば小さな頃から「任天堂に入りたい!どうすればいいんだろう」と思い、調べたりもしていました。年月が経ち忙しくなるに連れて薄れてしまった憧れ。京都という土地に惹かれ京大を目指し始めたのは、無意識のうちにこの憧れを追い続けていたからではないかと今では感じます。工学部棟に任天堂のインターンシップのポスターが貼られているのを見たときには胸が躍り、この大学に入学して少しでも憧れに近づくことができたのだというささやかな興奮を感じたのを今でも鮮明に思い出します。あなたが京都大学を志望した理由は何ですか?じっくり思い出してみてください、もしかしたら昔の自分が背中をそっと押してくれるかもしれません。

 

 また前述の通り、僕は受験勉強を二年間過ごしました。受験勉強の仕方といってもあまりおすすめできることはないのですが、その時に役立ったことをご紹介します。

 まずはありきたりですが、決まった時間に決まった科目に取り組む、いわゆるルーティーンといったものです。ここに“先生などに質問すること”を加えましょう。受験期はやはり経験値やメンタルでの勝負であり、意識していないと解き味の良い問題ばかりに向かい、新しい知識を得ることから遠ざかりがちです。ルーティーン化することによって、知らない知識を定期的に自分より知識の豊富な人から吸収し、わからないところを「わかる」のその先、「使える」にするのが受験では大切です。僕は特に、工学部では高配点を占める地理が苦手で、浪人期のこの時期は毎週赤本を一年分ずつ解いてはわからないところをメモして先生に聞きに行くのを週課にしていました。他の教科も同じだと思います。「わかる」の快感を覚えたらその次は自分の物にしてしまいましょう!その際に必要なのが次です。これは勉強方法かと言われると微妙なのですが、“まずは考えすぐさま手を動かすこと”です。思考を紙に書き出すことは大事なことです。特に京大の入試数学では、書き連ねているうちに何かが見えてくることも多々あります。買う物を頭の中で覚えているよりメモにしておいた方が使い勝手がいいのと同様に、まず試行錯誤して書き出すことで次に何かを考えているときにも参照することが可能だからです。問題を解く際に、「これ、見たことある!」は某PRマンガが言うとおり大切なのだと思います。自分の頭で覚え、手で覚え、経験として覚える、そうしてしまえば次に出会ったときにはもう「知っている」問題です。意気揚々と挑みましょう!

 一回目の受験の前日、僕は何を思ったか京都の伏見稲荷の頂上まで登りました。不安少し、興味大半の心持ちで登った先に見えた“頂上”の二文字を今でも覚えています。反対方向へと疲れた面持ちで進んでいく参拝客の中で頂上までたどり着いたこと、やり遂げたことは、どんな形であれその時の僕には自信に繋がったのでは無いかと思います。結果は散々でしたが、浪人していた一年も、自分に経験を積ませ勉強からそれ以外に渡っての様々な知識を得ることができた人生の貴重な時間だったと感じます。また、自分に甘く弱かった自分を知る絶好の機会になったとも感じています。後悔してもいいんです、その後悔を次への力に変えることができたら、そうしたら、より一層力強くなった自分に出会えると思います。皆さんが自分の興味のあることを突き詰め、いつか自分が思い描く理想に近づけるように応援しています。全てを捧げる心意気で頑張って下さい!!