2022京大生協受験生web

工学部工業化学科

・京大を志望した理由とその時期

明確に志望した時期というのはありませんが、親の影響と京都育ちということもあり自然と意識していたと思います。第一志望の理由は家から通いやすいことや研究のレベルがとても高かったことです。また、学科単位としては化学という学問での学びを社会に還元したいという思いに、工業分野における化学というテーマが一番合致していたからです。

 

・受験勉強の仕方

基本的に理解が遅く、応用できるまでに時間がかかる人間だったので、浪人時はやるべきことを厳選するために自己分析をよくしていました。自分の苦手分野や理解できていないところを模試などで洗い出し、改善のために必要なところを教科書で何回もやり直したり、それに合う参考書を探して決めた一冊を3~4周して、ある意味バイブルとして入試直前まで常に見直し続けました。特に英語の参考書を基本5周ほどして徹底的に苦手克服に励みました。

 

・受験期の印象的なエピソード

僕は浪人をしていたのですが、現役の頃も京都大学の同学科を受験しました。しかし結果はひどく、英語が三割しかなく不合格でした。もともと苦手だった英語や勉強法のわからない国語を、理科が得意だったのにかまけて諦めていたのが大きく響いてしまいました。そのため、浪人時は英語と国語を苦手克服のために必死で復習しました。とりわけ英語は中学生の文法のレベルから見直して基礎を固めました。入試の本番では難しく感じたものの一年前と比べて解答の書きやすさが違い手応えを感じました。結果として国語六割五分、英語七割後半と、受験者の中で見ればちっぽけなものの、自分の頑張りが実際の点数変化として現れて報われたようでもうれしく思いました。

 

・受験生に一言

自分の実力を見誤らないようにしましょう。たとえ他人があるやり方で合格しても、自分が同じ手法、同じ量をこなして同じように成績が上がるとは限りません。ですから僕の体験をもとにすればきっと大丈夫とかこれからでも間に合うという安易なことは言いませんが、しかし自分をしっかりとらえて、地道に努力を重ねれば少しでも目標の達成の可能性が上がると思います。

 

・試験を終えての心境

僕はどれだけ努力しても本番の一回で決まってしまう試験という形式が苦手でした。心境や体調によっても大きく結果が左右されてしまうので入試に限らず浪人時の模試や試験は恐かったです。今でも期末試験などはあるので楽ではありませんが、入試のような人生の一発勝負をやらなくて済むかと思うと幾分か気持ちが楽です。

 

・京大に入ってよかったこと

一番は自分の身の程がよくわかることです。やはり大学に受かったという事実に少し自分の実力が確かなものになった気がして有頂天になりがちですが、そもそもすごいのは自分ではなく京都大学の研究者の方々が成し遂げた偉業の数々であり、さらに周りを見渡せば途方もない努力と実力を持ち合わせた人が多くいるので自分が世界でみればどれだけ努力不足でとるに足らない実力かをしっかりと認識できて、上を目指して再び学んでいかねばならないという姿勢を持つきっかけになるので、自分を高めるのに最適な環境だと思います。