2022京大生協受験生web

農学部食品生物科学科

京大を志望した理由とその時期

 私が京都大学の農学部を志望したのは、高校卒業後の四月でした。主な志望理由としては現役時代に大阪大学に合格できなかったことにより阪大に苦手意識を持ってしまったこと、とりあえず高い目標を立てようと思ったことがあげられます。模試で自信を持って受験に突っ込めるような成績を取ったこともなく、出願の時も不安だらけでしたがどうしても志望を下げたくない、後悔したくないという思いから京大を受験しました。

 

受験勉強の仕方

11月頃までは基礎をしっかりやろうという意識で二次試験に必要な科目を全体的にやっていました。現役の時に阪大、京大の過去問をそれなりに解いていた都合上、残りの過去問は共通テスト後まで温存しようと思っていたのでこの時期は通っていた河合塾のテキストの予習と復習をメインに行いました。このときの学習の中で最も意識していたことは「簡単な問題をいかに落とさないか」でした。私は勉強へのモチベーションがかなり低い方で、できるだけ楽にいい点が取れるようになりたいと考えていたため、よく聞く受験の定番フレーズである「わからないところを残さない」を実行してしまうと身が持たないと感じ、合格者の正答率も低いような難しい問題はほとんど復習せず、ベタな問題の解答方針やちょっとマイナーな知識を覚えることにリソースを注ぎました。解けなかった問題が解けるようになるべき問題なのか、捨てていいものなのかを判断し、前者であれば、すぐに質問、復習を行うことも意識的に行っていました。

また、合格最低点で受かるためにはどの科目でどのくらい取ればいいのかということも意識して勉強していました。私の場合、数学と物理は4割を超えればいい方といった具合だったので、数学一問分の価値がある古典はおろそかにできない、試験中は物理より化学に多めに時間をかけるといった風に考えていました。もちろん、苦手科目も本番で6割取れるように手を抜いてはいなかったのですが、終わってみればどちらも本当に4割程度だったので、自分の能力の正確な分析は重要だと思います。

 

受験期の印象的なエピソード

 二次試験初日終了後、私はあまりの数学の不出来さに絶望してイライラしていました。それだけでなく、今年の問題が比較的簡単だったことには気づいていたので周りの不出来を期待することもできずただひたすら沈んでいました。そんな折りの帰りのバスで後ろの席にいた理学部か農学部を受けたであろう現役の人が「今年は簡単だったから数学は8割取れてるといいな」といった風に話しているのが聞こえました。自分と正反対であったため落ち込んでしまい、頭を冷やすため早めにバスを降りて20分ほど歩いてホテルへと戻りました。今となってはその人と再会し、談笑してみたくもありますが、当日は心の底から憎たらしく思ったことを覚えています。皆さんは他者に惑わされることのないよう自らの心を強く、前向きに保ち続けることを意識してください。

 

受験生に一言

 本番は孤独にならざるを得ない受験ですが、それ以外の場面でいかに人とのつながりを持つかが重要だと思います。深刻な相談はできずとも、しょうもない雑談ができる程度の相手が一人いれば精神的にかなり楽になれると思います。頑張ってください、健闘を祈ります。